頭痛の前に光が見える。
しかも光が見えた後には酷い頭痛に襲われる…
こんな症状があると不安ですよね。
しかも周りに同じ症状がある人もいないし、誰に聞いていいかわからない…
私自身も子供の頃からこの症状に悩まされていた経験があり、
原因や改善方法を調べてきました。
そこで、実体験をふまえつつ、まずは原因と光が見えることでどんな病気が潜んでいるのかを書きたいと思います。
同じ症状を抱えて悩んでいる人に少しでも参考にしてもらえたらと思います。
頭痛の前に光が見えるのはなぜ?何かの病気?
最も代表的なものは片頭痛です。
そして光が見える症状を「閃輝暗点」と言います。
片頭痛の前兆として出現し、20~30分程で消え、その後に頭痛が起こります。
※光が見える症状のない片頭痛もあります。
私の場合、三日月のような形の光が、初めは小さく中心から見え始め、徐々に大きくなていきます。
イメージとしてはどんどん近づいてくる感じです。
消えた後、三日月の空いている方の頭が痛くなります。
また痛みが尋常じゃなく、あまりにも痛すぎて吐き気も出てくる状態になっていました。
でも、そもそもなぜ頭痛の前に光が見えるのか。
片頭痛の原因にもつながってくるのですが、
「脳の見る機能に関係した部分の血管が一時的に異常を起こし、血流が悪くなって起こる」とされているからです。
頭痛の前に光が見えるのは、目の異常ではなく、
「脳の異常」となります。
では、片頭痛の原因はなんなんでしょうか。
片頭痛の原因は何?
片頭痛の原因も 「頭の血管が拡張することで頭痛が起こる」 とされています。
要因は全てが明らかになっているわけではありませんが、
気圧などの外的刺激、またはストレスや生活習慣による脳の血管拡張によって、頭痛を感じると考えられています
私は女性なので男性には参考にならないかもしれませんが、
以下の原因で片頭痛が起こっていました。
1.女性ホルモンの変化
まず、私がそもそも片頭痛が始まったきっかけが、生理でした。
それでも初めは半年に1回ある程度だったのですが、それが2、3ヶ月に1回、1ヶ月に1回とだんだんと間隔が狭くなり、
しまいには1ヶ月に2回3回と回数も増えていきました。
もし、私のように生理が始まった頃から頭痛も発症した、
または、生理のタイミングと片頭痛が重なる方は、女性ホルモンが関係していると思われます。
生理により、女性ホルモン(エストロゲン)が減少。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌は、強い血管収縮作用ある「セロトニン」と呼ばれる代謝産物の一種の分泌と比例関係にあるとされています。
血管の収縮作用があるのなら、いいのでは?と思われるかもしれませんが、
時間の経過とともに、セロトニンが分解・排出されて収縮していた血管が急激に拡張し、頭痛が起きると考えられます
2.生活習慣の悪さ
自分の片頭痛が発症するタイミングをよくよく考えると、
・徹夜をした、もしくは2~3時間しか寝ていない
・枕元の電気をつけたまま寝てしまった
この2つをした時に片頭痛になる確率が9割ぐらいだった気がします。
この行為をした次の日は、ほぼ片頭痛でしたね・・・
このように外部からの強い刺激や、セロトニンを減少させるような行為はNGです
片頭痛以外に考えられる病気のサインの可能性は?
もし、光が見えた後に頭痛がなかったら、別の病気を考えた方がよいです。
1.末梢性光視症
目の網膜と硝子体に原因があると言われているものです。
片頭痛の場合はどちらの目をつぶっても光が見えますが、
光視症の特徴としては、自分でどちらの目が光っているかわかる状態です。
この症状は、光を受ける網膜に刺激があったときに生じます。
また、この光視症は、
網膜裂孔、網膜剥離、眼底出血、ぶどう膜炎などの病気の初期症状として見えることがあります。
光が見えるのに頭痛がない場合は、まずは眼科への受診をオススメします。
2.心不全
実は、稀に、片頭痛とは関係なく起こるものもあります。
最も多いのは、水分不足(脱水)による脳循環障害によるものです。
片頭痛とは異なり、症状は一過性のもので、心不全が原因の場合があります。
心不全の場合、全身に血液を送り出す力が低下します。
そのため、脳にも十分な血液が送り込めず、脳は血液不足、水分不足になります。
血流量が減ることによって「閃輝暗点」が現れると考えられます。
この場合は循環器科への受診が必要となります。
まずは先に眼科を受診し、眼科でなければ循環器科へと受診してみてはいかがでしょうか。
病気は早期発見が一番です!
まとめ
本来ならないはずの光が見えるのは本当に気持ち悪いですし、
自分の身体に異常があるのではないかと不安になりますよね。
その不安な気持ちが、こちらの記事で少しでもなくなれば、とても嬉しいです。